最近ライダーが事故で亡くなることが多い気がします
オートバイレースの人気ライダー、阿部典史さんが7日に交通事故で亡くなった。公道をオートバイで直進中、禁止区域をUターンしたトラックに衝突されるという非業の最期。「ノリック」の愛称で世界中からファンを得た数少ない日本人の一人だった。
全日本ロードレース選手権の500ccクラスを史上最年少の18歳で制覇。世界グランプリ(GP)最高峰の500ccクラスに参戦すると、いきなりケビン・シュワンツ(米国)、マイケル・ドゥーハン(オーストラリア)らトップライダーと激しいバトルを演じた。
ヘルメットの後ろから伸びる長い髪をなびかせて、深い前傾姿勢をとった。持ち前の闘志と「天才的」と称された技術で同クラス3度の優勝。その後、活躍の場はスーパーバイク世界選手権を経て今季から全日本に復帰。大舞台から遠ざかる形となっても、人懐こい笑みは変わらなかった。
10年ほど前から「ノリックと親子のバイク教室」を開催。自身が大好きなオートバイとモータースポーツの魅力を、次代の担い手たちに伝えた。
2003年に、世界選手権シリーズ250ccクラスの元総合王者で当時26歳の加藤大治郎選手が、レース中の事故が原因で亡くなった。そのライバルで親友でもあったノリックは、32歳になったばかり。世界に誇る日本のエースが、またも早々と駆け抜けてしまった。
時事ドットコム




